レッドテグーの飼育方法と飼う前に知っておきたい事

レッドテグーの飼育方法と飼う前に知っておきたい事

レッドテグーは大型トカゲの中でもそこそこおとなしく、ペットとしても人気が高い種です。

地上棲のトカゲで、そのどっしりとしたフォルムは恐竜を彷彿とさせる見た目です。

この記事ではレッドテグーの飼い方や環境の整え方、飼育時の注意点などに触れていきます。

レッドテグーとは?

名前 レッドテグー
学名 Salvator rufescens
分類 有鱗目テユー科salvator属
生息地 アルゼンチン西部、ボリビア、パラグアイ
サイズ 〜120cm
寿命 15〜20年
エサ 肉食寄りの雑食

生育環境詳細

レッドテグーはアルゼンチン西部、ボリビア、パラグアイなどに棲息しています。

現地は熱帯〜亜熱帯性気候で、夏は30度を超える日もありますが、平均して25度前後となります。

ただし冬は10度を下回りますので、レッドテグーは冬眠をして過ごしています。

特徴

見た目

名前の通り体表は赤く、細かな鱗で覆われています。
幼体の頃は縞模様が出ますが、成長に伴い徐々に薄れていき、赤味が強く出てきます。

成熟につれオスは特にほっぺがたぷたぷとして、愛嬌のある姿になります。

サイズ

テグーは非常に成長が早く、約2年ほどで成熟を迎えます。
産まれたばかりの頃は15㎝前後ですが、自然環境下では140㎝ぐらいまで大きくなる個体もいます。

ただし餌やケージサイズ、運動量などの問題で、飼育下では100㎝前後で成熟する個体も珍しくありません。
とはいえベビー~ヤング期は非常に成長が早く、1週間で1〜2㎝大きくなる事もあります。

性格

大型トカゲの中では比較的穏やかな性格をしています。

ベビーの頃からしっかりと人に慣らすことでベタ慣れまで持っていきやすくはありますが、懐かない個体もいることは認識しておいた方がいいでしょう。

また食欲旺盛な個体が多く、エサをみると猛然と襲いかかってくる事もありますので十分に注意してください。

寿命

比較的長命の種で寿命は20年ほどですが、飼育下ではエサ(栄養)の偏りや環境によって5〜10年程で落ちてしまう個体も少なくありません。

価格

ベビー〜ヤングで40,000円〜80,000円、アダルトになるにつれ値段は上がり〜150,000円ぐらいまでが相場のようです。

バリエーション

テグーには様々なカラーバリエーションが存在しており、レッドテグーの他にB &Wテグー、ゴールデンテグー、ブルーテグー、クロコダイルテグーなど、生息地によって体表の色が異なる個体が多く存在します。

冬眠

自然環境下のレッドテグーは、気温の低下とともに冬眠に入ります。

飼育時も気温が下がると冬眠状態になることがあります。

オスメスの判断

オスの方が体長や頭、ほっぺが大きくなる傾向にありますが、成長しきるまでは見た目での判別は難しいかもしれません。

オスは総排泄孔(肛門)の横に小さな穴ができますので、そちらで判別することが可能です。

飼育方法

ケージのサイズ、材質

ベビー期は60cmほどの爬虫類ケージで飼育することも不可能ではありませんが、前述の通り成長速度が早いので、すぐに狭くなってしまいます。

成長につれ、少なくとも120cmサイズ以上のケージを準備しておいた方が良いでしょう。

また力が非常に強く、ガラスケージだと壊される可能性も0ではありませんので、木製のケージを利用する方が安心です。

アダルトになると180cmぐらいのサイズが必要になりますが、市販品ではまず売っていませんので、自作するか特注での用意が必要となります。

部屋で放し飼いにされている方もいますので、購入前に将来的にその環境が準備できるかはよく検討された方が良いでしょう。

ケージ内温度、湿度

ケージ内は生息地に合わせて25℃〜27℃になるように設定します。

またバスキングスポットは35℃ぐらいの温度になるように調整します。
バスキングライトの下にはレンガなど蓄熱性の高いものを置き、背中側とお腹側から体を温められるようにする事で消化不良などを防ぐことができます。

湿度は霧吹きや加湿器を併用して60%ほどを保てるようにしましょう。
ケージ内に入れられる加湿器もありますが、レッドテグーを飼うのであれば部屋全体をエアコンと加湿器で管理した方が結果的に楽かと思います。

エサの与え方、頻度

ベビーの頃は1日1回、食べ切れる量を与えます。
コオロギやデュビアなどの虫エサを中心に、小松菜やカボチャ、ニンジンなどの野菜類も食べます。

大きくなっても食性は変わりませんが、餌やりの頻度はサイズに応じて3日〜1週間に1回ぐらいまで落としても問題ありません。

鳥ササミや砂肝、雛うずらやマウスなどを好んで食しますが、特にマウスはカロリーが高く常食させていると肥満になりやすいので注意が必要です。

何でも食べる反面、色々な食材から栄養の偏りが出ないように与える必要があります。

野菜やフルーツなども与えるようにしますが、嫌うようであればお肉や生卵と混ぜるなどして十分な量が食べられるように工夫が必要です。

人工フードやビタミン剤で補える部分もありますので、状況に応じて選択してみてください。

水分補給

全身が浸かる大きめの水場を用意してあげましょう。

そこから水分補給をするだけでなく、浸かることで脱皮不全の防止になりますし、個体によっては水場をトイレとして使う場合もあります。

ただし、100cmを超える上に体が太いので、全身が浸かるような水場を用意するのはなかなか難しいかもしれません。

その場合は水場は水分補給(+トイレ)と割り切って、定期的に温浴させてあげる事で脱皮不全にならないようにしてあげます。

床材

ベビーの頃はウッドチップの誤飲が怖いのでペットシーツか人工芝がおすすめです。

大きくなってからはメンテナンスのしやすい人工芝を敷いている飼い主さんと、湿度の管理がしやすいヤシガラやウッドチップを敷いている飼い主さんに分かれると思います。

個人的には人工芝の方が掃除が楽で良いと思いますが、人工芝のみだと爪が伸びっぱなしになりますので、定期的に切ってあげる必要があります。

UVBの有無

レッドテグーのケージには強めのUVBライトが必須です。

メタハラが用意できればそれに越したことはありませんが、砂漠系の強めのUVBライトでも代用は可能です。

飼育時の注意点

自切

レッドテグーは外敵に襲われた時に尻尾を自切することがあります。

まだ慣れていない個体を無理やり掴んだり、ストレスをかけたりすると尻尾を落としてしまうことがありますので、出来るだけ優しく扱ってあげましょう。

万が一自切したとして、直ちに命に影響があるわけではありませんが、体の負担にはなりますので注意してあげてください。

多頭飼いできるか

穏やかな性格と言われていますが、特にオスは他の個体がいると興奮して攻撃的になる事もありますので、多頭飼いは控えるのが無難です。

拒食

家に連れてきたばっかりで慣れていない時期や、ケージ内温度・湿度が低い場合は喰いが落ちることがあります。

こちらは環境が整えば喰いが戻る傾向にありますが、マウスロットや内臓疾患、寄生虫など獣医による処置が必要な場合もありますので、近くに爬虫類を見てくれる獣医さんがいるかは購入前に確認しておきましょう。

まとめ

レッドテグーの飼い方についてまとめましたが如何でしたか?

レッドテグーは比較的おとなしく買いやすい反面、飼うための環境を整えてあげるハードルが高めです。

1mを超える大きく赤い体はとてもかっこよく、飼ってみたいと考える方も多いのではと思います。

購入の際は将来的に部屋を一つ明け渡す覚悟を持って、長く一緒にいてあげてください。

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