爬虫類を育ててみたいけど、聞いた話じゃ結構電気代かかるんじゃないの…?
と言う方向けに、爬虫類飼育にかかる1ヶ月の電気代を計算してみました。
飼育の際の参考にしていただければ幸いです。
電気代の計算方法
そもそも電気代はどのように計算すれば良いのでしょうか?
これには明確な計算式が存在し、「電気量」×「単価」で電気代が計算されます。
詳しく書くと
「消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの料金」
が一回の使用にかかる電気代になります。
今回は1kWhあたりの料金を、東京に住む一般家庭を想定して26円で計算します。
飼育に必要な器具
爬虫類の中でも、飼育に必要な器具によって電気代は変わります。
今回は60cmのケージでフトアゴを飼う事を想定して電気代を見ていきます。
まずフトアゴの飼育に必要な器具の中で電気を使うものとして
・バスキングライト
・UVBライト
・パネルヒーター
・暖突
あたりがあげられます。
それぞれの電気代を上の公式に当てはめて計算してみましょう。
バスキングライト
60Wの白熱電球を利用する場合
60W÷1000×26=1.56円
1日8時間点灯すると仮定すると12.48円/日かかります。
UVBライト
26WのUVBライトを利用する場合
26W÷1000×26=0.67円
こちらも一日8時間点灯すると仮定すれば5.4円/日がかかります。
パネルヒーター
60cmケージで使う事を想定すると幅20cm強ぐらいとなりますが、その場合のパネヒのワット数は大体16Wほどです。
そうすると
16W÷1000×26=0.41円
24時間つけっぱなしを想定すると9.98円/日。
暖突
こちらも60cmケージでの利用で、Mサイズ(32W)を想定します。
32W÷1000×26=0.83円
こちらも冬で24時間つけっぱなしだとして19.96円/日となります。
全てのライト、保温器具を合計すると1日辺り47.82円となります。
なお、パネヒと暖突については規定の温度に達すると動きを止めるようサーモで制御すると思いますので、実際にはもう少し安くなるかと思われます。
エアコンを使用する場合
夏や冬はエアコンで部屋の温度を調整してあげることになるかと思います。
エアコンに関しては古い、新しいで大きく料金が変わるうえに、常に表記されているワット数で動いているわけではないので参考数値だけ記載しておきます。
6畳用の比較的新しいモデルの場合
冷房時
2.97〜21.06円/時
暖房時
2.73〜38.48円/時
設定温度と部屋の温度差や運転の仕方、部屋の機密性などで電気代は左右しますが、1時間あたりの目安としてはこのぐらいの金額がかかるようです。
結果
という事で、1匹あたりにかかる電気代の目安は1日あたり50円弱、という感じです。
案外安いですよね?
もちろんエアコンを使用するともっと値段は上がりますが、電気代がどれぐらいの負担になるかおおよその感覚は掴めたかと思います。
爬虫類を飼いたいけど電気代がなぁ…と思っている方は、この記事を参考にご判断いただければと思います。