爬虫類のhet(ヘテロ)とはどう言う意味?

爬虫類のhet(ヘテロ)とはどう言う意味?

ショップや即売会でモルフにhet(=ヘテロ)と書かれている個体を見た事はありませんか?

ボールパイソンであれば
・ノーマルhetアルビノ
・ノーマルhetラベンダー

レオパであれば
・ハイイエローhetベル
・ハイイエローhetラプター

などなど

この記事ではヘテロの意味と、その説明のために必要な遺伝の話を解説いたします。

het(ヘテロ)とは?

ヘテロを簡単に説明しますと、遺伝子としては持っているが表現型(ここでいうとモルフ)には現れないものの事です。

例としてハイイエローhetラプターですと、遺伝子上ラプターの表現は持つものの柄としては出ておらず、見た目にはハイイエローだけが現れているという状態です。

本来はもっと混み入った話になるのですが、ひとまずショップや即売会で見かけた“ヘテロ”はこう言う意味だと思っていて問題ないでしょう。

優勢遺伝と劣勢遺伝

では、より詳しく理解する為に優勢遺伝と劣勢遺伝について説明します。

私たちヒトや爬虫類は2対の遺伝子の組み合わせを両親から引き継ぎますが、その遺伝子には優勢の性質を持つものと劣勢の性質を持つものがあります。

優勢、劣勢同士が組み合わさったものはホモ接合体といい、爬虫類の場合は遺伝子の持つ特色がモルフとして表現されるのですが、優勢と劣勢が組み合わさったものはヘテロ接合体といい、優勢の性質を持った遺伝子だけがモルフとして現れます。

ボールパイソンを例にしますと、優勢の性質を持つノーマル(NN)と劣勢の性質を持つアルビノ(aa)を掛け合わせると両親の遺伝子を1つずつ受け継ぎ

Na(ノーマル×アルビノ=ヘテロ接合体)

という組み合わせになります。

※優勢遺伝は大文字=NN、劣勢遺伝は小文字=aaで表されるのが一般的

この時ノーマルは優先の性質を持つのに対し、アルビノは劣勢の性質を持つ為に、見た目として現れるのはノーマルということになります。

ただし、このノーマルはモルフとして出現していないだけで、アルビノの要素も持っているので

ノーマルhetアルビノ

という呼ばれ方になります。

まとめ

het(ヘテロ)の意味についてご理解いただけたでしょうか。

前述の通り、ショップや即売会で見かけるhetに関しては「モルフとして現れてないけど潜在的にそのモルフの柄を持っているもの」と認識しておけば問題ないでしょう。

普通にペットとして飼うだけであればそこまで重要な話ではないですが、繁殖にもチャレンジしてみたい!
という場合は、まずここから覚えていかれれば良いかと思います。

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